コトヒキと言う魚の稚魚はよく見かける、10から15ミリくらいの稚魚がスイスイと沢山泳いでいるのを時々見かける。 釣ったことは無いが成魚は20から30Cmくらいになって、食べても美味しいらしい。 ある日流れ藻や流木を掬いハナオコゼの幼魚を探していると 流れ藻にまとわりついている魚にしてはやや大きめの見慣れない小魚が2匹いた。調べたところヒメコトヒキと言う魚である事がわかった。 コトヒキと言う魚の稚魚ははよく目にする、姿はスズメダイに近い体型で成魚になっても体型は変わらないのでとてもコトヒキの仲間とは思えない体型で敢えて似て見えるのは縦縞の模様だけ、、、ヒメコトヒキの縞模様ははっきりした尾びれまでストレートに伸びた5本のストライプ、一方コトヒキのそれは弓形に曲がった3本か4本のあいまいな縞模様とかなり違って見える。 ヒメとつくので勝手におとなしいと言うか穏やかな性格の魚かなと思って水槽で飼っていた。 普段はあまり泳ぎ回らずいつも2匹一緒に同じ場所で静かにしていたが、エサを食べる時は豹変、かなりの獰猛さをもった魚であった。 今まで水槽で飼った魚はまずヤドカリを食べる事は無かったが、ヒメコトヒキは突如ヤドカリに襲いかかり、手足をくわえて激しく左右に振り回して強引に貝殻から引きずり出して2匹で狂ったように奪い合いながら食べてしまうワイルドさを秘めた姫だ!コワい!コワい!
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